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2006年4月22日 (土)

神魂神社

島根県松江市大庭町563
1583

 神魂神社は大社造建築として現存最古のもので、出雲大社よりも古式を残す。規模において出雲には遠く及ばないが、寺社は観光地化されると宗教施設としての純度がどうしても下がるので、そういう面から言ってもこちらの方が価値が高いという考え方もあるだろう。
 ちなみにこの神社の正面にはほとんど引きが取れるようなスペースがなく、すぐに石段が下っている。さらに本殿の前には軒を接して拝殿が建っている。つまりこの神社にアプローチした際、すぐに全体を把握するのが難しい。非常に窮屈な建て方で、どうしてこういう配置を取ったのか不思議。拝殿は後の付け足しだとしても妙だ。

 大社と異なるのは本殿にかなり接近できること。やはり距離が短ければリアルさが違う。木割りの太さが迫ってくる。壁面から飛び出さんばかりの宇豆柱がすぐそこにある喜び。わざわざ来た甲斐があったと思うのはこんな時。

 床下を見上げる。こういう表現になること自体が普通は有り得ないわけで、床がいかに高いかよくわかる。明るさに満ちたその場所は床下の概念をくつがえす。ピロティがすでに発見されていた、とか言ってみたりして。

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