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2006年7月17日 (月)

出雲大社庁の舎

島根県出雲市大社町杵築東195
1963 菊竹清訓

 菊竹さんの傑作はいくつかあるけれど、間違いなくこれもそのひとつでしょう。参道から見ると左手に建てられている事務所棟がこの庁の舎で、独特の造形がとても目を引きます。稲掛けをモチーフにしているのだろうと長らく思い込んでいるのですが、菊竹さんの考えと合っているのかは知りません。なんにせよ、とにかく美しい建物です。

 コンクリートという材料を繊細に見せるという点において素晴らしいデザインですし、それでいてゆるぎない堅固さも感じさせるのは見事。和とコンクリートの融合において丹下さんの香川県庁舎と並ぶ双璧ではないでしょうか。

 50年近く前に建てられたとは思えないほど状態がよく、いかにメンテナンスが行き届いているかが分かる幸せな建築です。

 建物の大部分は応接室で、外部造形がそのまま反転して内部空間となっています。円形の大きなソファ、巨大な提灯形の照明器具、スリットから差し込む光がこれまた美しくて恍惚としてしまいます。
 東光園や佐渡グランドホテルを訪れていないので暫定ですが、私の菊竹ベストワンです。

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コメント

こちらこそありがとうございます。菊竹さんの建築は好き嫌いがはっきりと分かれますが、ハマるとハマります。同じメタボリストでも黒川さんとの違いはなんでしょうね。やっぱり人柄なのかな?

投稿: 山内 | 2006年7月27日 (木) 23時24分

こんにちはいつもコメントありがとうございます菊竹さんはパワフルですよね「ARCHILAB」での菊竹さんの、今だにもつ建築への情熱なコメントが忘れられませんすごいかたです

投稿: zattchi | 2006年7月27日 (木) 01時19分

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